富士通ビー・エス・シー

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日経コンピュータ2006年3月20日号

(2006年3月16日発売)

日経コンピュータ
Oh-Pa 1/3
データ処理時間の大幅な業務効率、競争力の向上をもたらす
従来と比較して数倍から数百倍の処理速度を実現
代表取締役社長 兼子孝夫

ITの進展は、情報処理のスピードを大幅に向上し、業務の効率化を実現した。同時に、迅速な情報処理は、企業にとって貴重な資産である様々な情報の効果的な活用も可能にする。むしろ、それができない企業には、サービスや製品の高品質化は望めないといっても過言ではない。「例えば、競争の激しい家電量販店において、売れ筋商品の分析に一日かかるようでは、商機を逃すことになります」と富士通ビー・エス・シー代表取締役社長の兼子 孝夫氏は語る。

製造業においても、仮に自社製品にリコールがあった場合、非常に迅速な対応が求められる。しかし通常、製品は大量の部品で構成されており、販売先も様々だ。そんな中、企業はリコールの対象となった製品を分析して、不具合のあった部品を特定。その部品を使用している製品を突き止めると同時に、販売店に指示を出し、製品を回収しなければならないのだ。その際、製品データベースと顧客データベースから、リコール対象の顧客を導き出すことになるが、そのデータ処理に時間がかかってしまっては、自社の信頼問題にもつながりかねない。

「これまでも、データ処理のスピード向上は常に求められていましたが、近年のデータ量の増大もあり、大幅な改善は実現できませんでした」と兼子氏は語る。しかし、富士通ビー・エス・シーが提供するオンメモリデータベース「Oh-Pa 1/3」は、そこに劇的な変化をもたらした。従来のリレーショナルデータベース(RDB)と比較して、数倍から数百倍のスピード(注1)を実現しているのだ。


DWHへの解決策
通常のDWHシステムでは目的に応じた参照用データマートを用意してレスポンスを高める必要があるのに対し、「Oh-Pa 1/3」によるDWHでは、その高速性により、エンドユーザが直接DWHのデータを操作することも可能となる。
OSの64ビット化が生み出したまったく新しいデータ処理の世界

「Oh-Pa 1/3」が、データ処理の速度を飛躍的に向上させた要因の1つは、ターボデータラボラトリーが開発したオンメモリデータベース処理に関わる特許技術 -独自のデータ構造と処理アルゴリズム- を採用したこと。そして、64ビット化による広大なメモリ空間を活用し、オンメモリという言葉通りデータをメモリ上に格納している点にある。ハードディスクでは、アームを動かして物理的にデータにアクセスするため、速度には自ずと限界がある。しかし、メモリなら電子的にデータにアクセスできるため、圧倒的に速度を向上できるというわけだ。 処理速度が向上すると、これまで月次でしかできなかった情報の処理が週次で行えるようになる。そして、週次処理は日次となり、最終的にはリアルタイム処理が可能になる。

「データウエアハウス(DWH)を構築している企業であれば、検索や参照のためのデータマートを提供することなく、生の大量データをそのまま活用することができ、これまで以上に様々な角度からの分析をオンデマンドで行えるようになります。情報活用の幅も大きく広がるでしょう」(兼子氏)

「Oh-Pa 1/3」の適用範囲としては、大量データの分析を必要とする通信業や流通業、製造業など、無限に考えられる。様々な業界で、業務の効率化、そして競争力の向上を大きく支援するはずだ。 同社では、GUIの開発や業種・業務別のテンプレートの拡充など、「Oh-Pa 1/3」のさらなる機能拡張を予定している。今後64ビット対応サーバの価格が下がれば、費用対効果もさらに上がることになる。

「5年もすれば、オンメモリデータベースが当たり前の世界になる」。兼子氏は、そう語り、同社がその進化を牽引することを力強く語った。

注1 富士通ビー・エス・シー実測値による


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